エッセイ ファイヤーキングの思い出

      2018/07/27

ファイヤーキングは今で言うインスタ映えするものだった。
 

ファイヤーキングの思い出




中学2年生くらいの頃、Yahoo!ブログを日記のように書いていた。
そのころYahoo!ブログに書き込んでいたのは主婦層も多くて、その主婦たちと仲良くしながらそれなりに楽しんで書いていた。
彼女らの間で流行っていたものはたくさんあったが、ファイヤーキングもそのうちの一つだった。

耐熱ガラスでできた食器ブランドのひとつであるファイヤーキングは、60年代?のレトロな可愛さと機能美を併せ持つ、素晴らしいブランドだった。
ぽってりとした飲み口やハンドルが美しくて、マグカップが特に人気だった。

主婦の中でカリスマとなっていたAさんがいて、Aさんも当然ファイヤーキングをたくさん持っていた。
特にジェダイという緑色のシリーズに熱を上げていて、わたしも当時Aさんの写真を見てため息をついていたものだ。

ファイヤーキングは今で言うインスタ映えするものだった。
コーヒーを注いだりすると特に、飲み物の色がうっすらと透けて可愛いし美しい。
特に白いファイヤーキングは色が透けやすく、わたしも中学生のお小遣いで中古の安いマグを買ったものだった。

そうやって振り返ってみると、今も昔も、みんながやっていることはそう変わらない。
インスタ映えする食器にご飯や飲み物を乗せて写真を撮り仲間内に見せてコメントをもらう。
そうすることで承認欲求を満たす。

その形がYahoo!ブログからツイッターやブログやインスタへ流れていっただけなのだろう。

今の主婦は何が好きなんだか、結婚もして適齢期になったくせにまるでわからない。
むしろツイッターで相互フォローしている20代前後の女の子の好みの方が知っている。
わたしはいつでも、年齢に合わない流行に詳しいなと思いながら、好きなものを追いかけたいと思う。




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