エッセイ 魅惑のボサノバ、そしてジャズ

      2018/07/27

ボサノバというジャンルは特殊かつ、知ってるとお得だと思う。
 

魅惑のボサノバ、そしてジャズ

 
どう特殊かというと、ボサノバというジャンルは、ほとんどアントニオカルロスジョピンという人が作曲したようなものだ。
それをみんなでアレンジしている。(もちろん新曲も生まれてる)
なので、アントニオカルロスジョピンのアルバムをおさえておけば、他の人のアレンジを聞いても知ってる曲として聞けるのだ。
これほど狭く深く濃厚なジャンルは他にあるだろうかと思う。

アントニオカルロスジョピンのおいしい水。

小野リサのおいしい水。

そして、ボサノバを知っていることの何がお得かというと。
カフェなどでひっきりなしにかかっていることが多いので知ってるだけで、初めての場所でもある程度気持ちが落ち着くのだ。
その感覚はクラシック音楽などとおんなじ感じだろうか、あれをもっとフランクにした感じだ。

昔住んでいた家の近くに、ある夫婦がやっているレコードショップがあって、わたしはそこでボサノバやジャズ、ビッグバンドを覚えた。
彼ら夫婦が集めたコレクションを少しずつ売っているという形式の店だったので、どれを選んでも視聴させてくれながら奥さんがその解説をしてくれた。
今考えると英才教育だった。

ベニーグッドマン。

キャブキャロウェイ。

だから、いまもどこかでそういう音楽を聴くと、旧友に会ったような居心地のいい懐かしい気持ちになる。
これをかいているいまは六月だが、もうすぐ夏が来たらボサノバがもっと心地よくなるだろう。

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