エッセイ 刺青に関して思うこと

      2018/07/19

柄はハスの花がいい。
 

刺青に関して思うこと




 
いつから日本の刺青に対するイメージはこんなに悪くなったのだろう。
海外に行った経験が多いと、刺青がふつうの文化にもよく触れるから、いまの日本の刺青毛嫌いはちょっとよくわからない。

かつては漁師さんなど死の危険のある職業の人たちが、死体を見て自分だとわかるようにマークするような意味もあった刺青。
同じような話は、岩井俊二監督のスワロウテイルにもあった。
グリコという女性が、胸にアゲハチョウの刺青をしている。死んだ時自分だとわかるようにだ。

死んだ時自分のシンボルになりうる刺青。
入れる予定はないけれど、わたしだったらどんな柄をどこに入れたいだろう。

柄はハスの花がいい。
ハスはすごく好きな花だ(レンコンも)。

あるいは牡丹。
牡丹もぽってりとしていて美しい花だ。

それを、場所はどこがいいのだろう。
服を着ていてもちらっと見える位置がおしゃれな気がする。
グリコと同じ胸元だろうか。
片方の太ももでもいい。

ま、もっとも、もっと簡単なファッション感覚で入れてしまって、取り消したいなんていう安易な人々も多いのだろう。
そういうのはダサいなぁと思うが、刺青で自分の何かを表現しようとする人は不器用だなと思う。
自分の体を傷つけてまで、刻み込むほどの何かを抱えて。

わたしは何も抱えていないから、やっぱり刺青はいらないかな。




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